映画やドラマで度々登場するアクションシーン。中には大きなケガにつながりそうなほど危険なシーンもありますが、俳優のアクションスキルが足りない場合、代わりに演技をするのがスタントマンです。 スタントマンの体を張った演技は見ている人の心に驚きと感動を届け、映画やドラマに大きな盛り上がりを与えてくれます。 そんな映画・ドラマ業界に欠かせないスタントマンの具体的な仕事内容についてご紹介いたします。
スタントマンの仕事内容を確認しよう
スタントマンの主な仕事は、アクションができない俳優に代わって体を張ったシーンの演技をするというもの。 具体的には、階段から転がり落ちたり、ビルの谷間に飛び降りたり、爆発シーンに車にはねられたりなどが挙げられます。 車やバイクの運転が得意なスタントマンは、カーアクションやバイクアクションなども行います。 また、殺陣やロープアクションなども行い、時には俳優に立ち回りを稽古付けることもあります。 スタントマンの仕事は命がけになるので、ケガをしないように気を付けたり、無理をしすぎないように自分を守ることも仕事のうち。 そのためにストレッチやトレーニングは必須です。
スタントマンに必須なスキルとは?
スタントマンになるためには、運動神経や反射神経、そして体力が必要です。 安全かつ大胆なアクションができるよう、向上心を持って訓練できることも重要といえます。危険が伴う仕事なので、高い集中力も必須。 また、ダンスや新体操、武術などの技能があると幅広いアクションシーン対応することができるので、仕事依頼のきっかけになることもあります。 スタントマンとしてのスキルを上げるためにも、さまざまなことに挑戦することが大切です。 そして、もう1つ大事なのがコミュニケーション能力です。 スタントマンの仕事はチームで行うことも多いため、安全に仕事をこなすためにも周囲の人々と連携を取らなければなりません。 信頼関係を築くためにも、コミュニケーション能力が必要になります。
スタントマンは国内だけでなく、海外で活躍することも!
スタントマンの仕事は国内でも需要がありますが、海外でも必要とされる仕事です。 ハリウッド映画や香港映画などはアクションシーンが多い傾向にあるため、国外で活躍することを目指す人もたくさんいます。 日本よりもワイヤーアクションなど派手な演出を求められることもありますが、その分違ったやりがいもあるでしょう。 スタントマンを目指しているのなら、国内だけでなく国外まで視野を広げてみても良いかもしれません。 スタントマンは危険な仕事ですが、映画やドラマの業界ではなくてはならない重要な役割です。普通に生活していたらなかなかできない経験がたくさんできる、裏方の仕事ながらも夢のある仕事でもあります。 危険なスタントが成功し、それを映像として見たときの達成感と喜びは大きいもの。 専門学校なら安全管理を学びながら、プロの指導とトレーニングで技術や演技力を若いうちに学ぶことができます。 夢が広がるスタントマンという職業に就くためにも、専門学校への進学を検討してみてだくさいね。