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Interview

就職した先輩たち_アートデコレーター 狩俣 迪香 さん

業界で活躍する卒業生に聞きました

アートデコレーターとして活躍する狩俣さんに、学生時代の思い出、仕事への取り組み方について語っていただきました。

アートデコレーター

狩俣 迪香 さん

Karimata Michika

2019年卒業

1997年生まれ、東京都出身。

テレビ番組やMVのメイキングを見て映像制作に興味を持ち、本校に入学。音の調整や収録作業を行うMAの仕事にも惹かれたが、「手作業でものを作るほうが楽しい」と道具製作の道を選択した。

2019年、株式会社 東京美工に入社。装飾助手として『べしゃり暮らし』、『今際の国のアリス 1』、小道具助手として『今際の国のアリス 2』、映画『前科者』に参加。小道具としてドラマ『前科者』、『特捜9』season3・season4、『おかしな刑事』に参加している。

みんなで自主的に制作した舞台は、実現した時に大きな達成感がありました

業界に興味を持ったきっかけ、そして本校に入学を決めた理由は?

テレビ番組やMVのメイキングを見て裏方の存在を知り、興味を持ちました。印象的なのは、『ピカルの定理』のメンバーがドラマの現場に潜入する企画で、役者さんが手にするクリアファイルをすごく大きくして、それがバレるか?というドッキリをしていたんです。「クリアファイルをわざわざつくったんだろうな、そういうお仕事って面白そう」と思いました。
それで専門学校を検索したところ、この学校の「Wメジャーカリキュラム」制度を知り、いいなと。小道具だけじゃなく、MAなど音をつくる仕事にも興味があったので、どちらも学んでみたいと本校に進学を決めました。

学校で思い出深い授業やイベントはありますか?

学生たちが自主的にやる舞台制作が楽しかったです。工程や必要なものを自分たちで考えて進めて、それが実現した時の達成感。本番は客席で観劇しましたが、自分が携わったセットばかり見ていました(笑)。

大貫さん
現在のお仕事で、どんなことに喜びを感じますか?

自分の仕事が映像に残ることです。映像作品は、制作スタッフのクレジットがエンドロールで流れます。自分の名前が初めて出た時は、とても感動しましたね。あと、用意した道具を「イメージ通りだよ」と監督にホメられた時はうれしくて、心の中で「よし!」と思いました(笑)。

仕事をしていて、「学校で学んでおいてよかった」と感じたことは?

衣装の授業でミシンの使い方を学びましたが、小道具の仕事では意外と縫いものがあります。例えば架空の会社の腕章とか、売っていないものは手づくりしますから、ミシンを学んでおいてよかったです。
縫いもの以外でも必要な小道具が売っていない場合、大道具の授業で石膏やラテックスなど特殊な素材を使っていたので「あれを使えばつくれるな」と予測できます。この知識は大きな財産で、学校に行ってよかったと実感しました。

今の夢を、教えてください!

誰もが知っているような、有名な作品に関わってみたいです。特に映画ですね。多くの人が見る映画で、小道具のチーフを担当したいという夢を叶えるために、そして現在の仕事のためにも、たくさん映画を観るようにしています。
実際にこちらで用意した小道具がイメージと違った場合、「あの作品みたいな感じで」と例える監督も多いんです。そこですぐ対応できるように、もっと知識を増やしていきたいと考えています。

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