Interview
俳優として活躍する齊藤さんに、学生時代の思い出、役者としての仕事への取り組み方について語っていただきました。
俳優
齊藤 友暁 さん
Saito Tomoaki
2020年卒業
1997年、東京都出身。
jungle所属。
13年間続けた野球やアクション、殺陣、ダンスなど多彩な才能を備える。
映画『野球部に花束を』、NHK『悲→喜カメ』、CX『潜水艦カッペリーニ号の冒険』など幅広く活動中。
藤原竜也さん主演の映画『カイジ』をみた時に、画面から飛び出る迫力に圧倒されて「自分もこうなりたい」と思い、俳優という職業に憧れを抱きました。
なかなか俳優への一歩を踏み出せなかったんですが、若いうちにやらないで後悔したくなくて、この学校に入学しました。
元々、同じ滋慶学園グループの東京福祉専門学校に入学してたんです。滋慶学園はグループ内で転校できるシステムがあるので、俳優科があるこの学校を選びました。一歩目が踏み出しやすかったです。
在学していた3年間は濃い時間でした。
印象深い経験は山ほどあるんですが、1番は年に2回あった俳優科、制作科で一緒に作る舞台公演です。
作り上げたものを人前に立って披露するあの瞬間は自分の財産で、今でも昨日の事のように思い出します。
海外研修です。人生で初めての海外だった事もあり、様々な文化に触れることができました。
日本では学んでいなかったガンアクションを学んだり、海外のアクターズスクールに行ったり、様々なプロジェクトに仲間達と挑めたのはとてもいい経験でした。
舞台公演でやったミュージカル作品にとても影響を受けました。
映像俳優を目指していたので、ミュージカルというジャンルに触れてきませんでしたが、歌やダンスなど身体の全てを使って表現する事の大切さを学び、同時に知らないジャンルに飛び込む勇気ももらえました。
毎日が新しい発見と出会いだらけです!色々な壁にぶつかってます。『好きな事をやる』っていうのは楽しい事だけじゃないんだなって本当に実感してます。
自分は運が良くて、周りの方に助けてもらってばかりです。一回一回のお芝居を大事にして毎日励んでいます。
『野球部に花束を』という映画作品です。自分自身、野球を13年以上やってきていて、作品の世界観が中学生の頃とそっくりだったので、当時は辛い事でしたけど、野球をやってきて本当によかったと思えました。
どのシーンも印象に残っています。
コロナ禍でリモートでのオーディションが増えました。カメラの画角や、自分の写り方など、リモートだからこそわかる気付きや発見が多かったです。どんな環境でも学べる事があると実感できました。
まだまだ大変な毎日ですけど、一瞬一瞬を大事にしていきたいです。
最近意識をしている事は「1人よがりにならない」ということです。僕は緊張したり、 頑張ろうと張り切りすぎたりすると自分ひとりの世界に入ってしまうことがあります。
しかし、どんな状況でも相手を忘れず、相手から受け取れるものを大切に、新鮮にお芝居をしたいと思っています。
齊藤友暁といえば〇〇役といえる代表作をつくりたいです。
天性の明るさや溢れ出る情熱など様々な自分の強みを発揮して、他の人には出せない味をふんだんに出して、唯一無二の俳優になりたいです。
毎日大変で、やる事も多くて辛い事もあるかと思います。それでも諦めずに続けてみてほしいです!きっと見えてくるものがあると思います。
学生時代の思い出は、この先まだまだ長い人生を明るく照らしてくれる財産になると思います。
不安を振り切って、仲間と共に熱い毎日を送ってください!いつか現場で会えるのを楽しみに、僕も必死にもがきます!
「FC卒業生です!」と声かけてもらえたら本当に嬉しいです。共に頑張りましょう!!