Interview
俳優として活躍する近藤さんに、学生時代の思い出、役者としての仕事への取り組み方について語っていただきました。
俳優
近藤 真行 さん
Kondo Masayuki
2014年卒業
1992年、熊本県生まれ。
劇団四季に入団したのち、現在は一茶企画で副代表を務める。
ミュージカルを中心とした舞台の他、ラジオパーソナリティ等幅広く活動。
長身を生かした存在感と確かな演技力で、高い評価を得る。
元々人の前に立つことが好きだったのですが、友人が俳優を目指したいと言って一緒に東京俳優・映画&放送専門学校のホームページを見たことが一番のきっかけだったと思います。
テレビや映画で活躍されている俳優さんに憧れはあったので、俳優の勉強ができる学校があると知ってその友人よりも僕の方が熱くなっていたのを覚えています。
カリキュラムはもちろん、学生たちが自由に作品作りができる環境があるというところにとても魅力を感じました。
様々な分野の人たちと作品を作りあげていくなかで、切磋琢磨できる環境があると思い進学を決めました。
学内の舞台公演を通じて、舞台というものに触れるきっかけを下さったことでしょうか。
入学当初は「映画俳優になりたい!」と思っていました。ただ、舞台公演で毎年2作品の舞台に立たせていただけたことで、どんどん舞台が好きになり、その好きは今でも続いています!
舞台公演ですね。学校での思い出はたくさんありますが、一番楽しんで悩んだ授業は舞台公演の時間でした。
みんなで一つの作品について夜遅くまで話し合うことは本当に尊い、貴重な経験でした。
先生方も厳しくも優しくつきっきりで指導してくださり、日に日に皆んなのスキルが向上していくのを見て、「自分も負けられない!」と奮闘していたのを覚えています笑。
卒業後は、歌やダンスなどミュージカルの勉強を一番頑張りました。
ご縁があり劇団四季の門を叩くことになり、プロの世界でミュージカルに挑戦することになったので、まずは歌やダンスを頑張りました。
しかし、そう簡単にうまく行かず…。先輩や同期、後輩にとにかく教えを請いました。今でも変わりませんが笑。
『この生命誰のもの』という作品です。自分が初めてプロの世界で主人公を演じさせていただいた作品です。
劇団に入団し、憧れだった方に直接演出していただき、毎日がとにかく刺激的でした。
そのときに教えていただいたことはこれからの俳優人生においてもかけがえのないものです。貴重な経験ができて本当に幸せでした。
変わらず舞台に励みました。その中で、やはり舞台芸術というものの素晴らしさ、大切さをとにかく感じました。
言葉は難しいですが…自分自身、その素晴らしさに気づけたいいきっかけだったと思います。
いただいた台本を何度も読んで、作品を理解することです。作品をお客様にお届けすることを大切にしています。
これからも舞台に立ち続けることです。奇しくもコロナ禍に直面し、舞台の大切さを改めて感じ、この活動をしていることに誇りを持てました。
まだ難しい情勢下ではありますが、たくさんの方に舞台芸術の素晴らしさに、触れていただけるよう頑張りたいです。
俳優の世界に入ると驚きの連続だと思います。
楽しいことも苦しいこともあると思いますが、なにかを好きでいられたら、きっと乗り越えられると思います!いろんな経験をしましょうー!自分にも言い聞かせてますー!