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本校の「のぞき穴」
(学校公式ブログ)

2015年6月20日

渋谷 悠監督 脚本ワークショップ 開講!

こんばんは。

事務局ブログ担当の村田です。

お久しぶりです…ごめんなさい…汗


さて本日は待ちに待った渋谷監督、脚本ワークショップの第4回目の開講日、今日も教室は笑いが絶えませんでした。もちろん、たくさんの学びとともに。

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渋谷監督は、9月に公演予定の舞台脚本の執筆が大詰めを迎えている中、FC TOKYOの学生たちのために強行スケジュールで来校してくださったため、今回は少しやつれていました…汗。

昨年の舞台公演『國富家の三姉妹』、今年4月の超実験的舞台(?)『Visual Poetry』、どちらも大きな反響を呼んだ作品なので、次回作がとても楽しみなんです。

詳細がわかったら皆さんにもお知らせしますね。

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今回は、ずーっと懸案となっていた「タイトル」についてのワークからスタートしました。

タイトルってとても大事なんです。何せ脚本の中で唯一、プロデューサーやスポンサーに全部読んでもらえる部分ですから。

もちろんお客さんの興味をひく上でもとても大事です。どんなにいい作品でも、タイトルがおもしろくなさそうだと観てくれる人は減ってしまいますし、逆にタイトルにインパクトがあるだけでも観てくれる人は増えてくれます。

そこで渋谷さん、この「タイトル」にインパクトのある映画や本を取り上げ、

なぜそれにインパクトがあるのかをとてもわかりやすく分析、解説してくれました。


村上春樹のタイトルにはそんな秘密が隠されていたのか!!

ジブリ作品のタイトルの形式を真似るだけでこんな面白いタイトルが!!

と、目から鱗の内容がてんこもり。

しかもこれをもとに、実際にインパクトのあるタイトルをただひたすら作り続けるワークに突入したのです。


題して『タイトルノック』!!


印象的な言葉、自分の好きな言葉、インパクトを出すための手法などを織り交ぜブレインストーミング、

10分くらいの時間で1人10個くらい作ったでしょうか…。

驚いたのは、渋谷さんのアドバイスで発想をちょっと変えただけで、学生からはこれまでにない、面白い、興味深い、衝撃的なタイトルがどんどんあふれてきたことです。


そんな中、最もインパクトを残してくれたのは芝地くん作


『別れろ、滅びろ、俺にしろ』


(-_-;)y-~~~…


芝地くん…彼女いないのかな…。

彼の悲痛な叫びが教室にインパクトとともに大きな笑いを残しました。

(T-T;)y-~~~…でもこのタイトルで、いったいどんな映画になるのでしょうか…涙。

頑張れ芝地。きっと報われる…その日まで…(オレンジ色のパーカーを着ている後姿を見せているのが芝地くんです)

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また今回は妻夫木聡さん、深津絵里さん出演の映画『悪人』のワンシーンから、構図やカット割りについての講義もしていただきました。

わずか4分に満たないシーンの中で、観客の心を動かすための仕掛けを24の要素に分けて解説、

言われてみれば、そのシーンを観ている中で、自分の心と呼吸がその映像によってコントロールされていたことに気づきました。

セリフなどの言葉(記号)の先にあるものを表現するためには、本当に多くの工夫が必要なんだとあらためて学ぶことができた貴重な時間となりました。

良い脚本を作る上で、良い映像をあらかじめ考えられることは大きな武器になります。全てはつながっているんですね。

ほかにもお伝えしたいこと、たくさんあるんですが今日はこの辺で。

前回のワークショップの内容が気になる人はこちらからご覧いただけます。


渋谷監督、ありがとうございました。次回7月11日も楽しみにしております♪


普段の授業の様子など気になる人は、ぜひ学校に来てみてくださいね。

学校見学、体験授業はこちらのページから申し込み可能です♪


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渋谷さんからの差し入れのチョコレートにマーキングする「はんかず」こと半沢くん


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