アーティストのライブやコンサートを盛り上げるためには、色とりどりの照明が欠かせません。
とくに最近は照明機材の性能や技術が進化しているため、曲に合わせて色を変えるだけでなく、照明を主役にした演出などもよく見られます。
アーティストの着替え中や舞台の転換中に、照明で幻想的な世界を作り出すというシーンは珍しくありません。
そして、このライブやコンサートの照明の役割を担っているのが、照明スタッフです。
今やライブやコンサートのシーンには、照明スタッフの存在が欠かせないのです。
そこで今回は、日本のライブ・コンサートシーンを支える照明スタッフの仕事内容をご紹介いたします。
ライブ・コンサートにおける照明スタッフの仕事内容とは?
ライブやコンサートでの照明スタッフの仕事は、照明の機材を操って光を照らし、アーティストや音楽を引き立たせることです。
照明機材の種類はたくさんあるので、どの機材を使用してどのように照らしていくかを事前に考えます。
もちろん舞台監督やディレクターなどの人々と打ち合わせを行いながら大まかな流れを決めるのが一般的ですが、細かなところは照明スタッフ同士での打ち合わせがメインになります。
照明スタッフのプランナーとオペレーターについて
ひと口に照明スタッフといってもその役割やポジションはさらに細分化されていて、大きく分けると照明のプランナーとオペレーターという2つのポジションがあります。
プランナーの仕事内容はライブやコンサートの構成を読み取り、曲や場面にあわせて照明の色や照らし方などを細かくプランニングしていきます。
オペレーターは、実際に照明機材を操ってステージや会場に光を放つのが仕事です。
小さなライブやコンサートの場合はプランナーとオペレーターを兼任することもありますが、大きなライブやコンサートの場合は役割を分担して行うのが一般的です。
ライブ・コンサートの照明スタッフに必要なスキルとは?
ライブやコンサートという音楽シーンで活躍する照明スタッフになるためには、ライブの構成や曲の雰囲気、アーティストの想いや舞台監督の意図などを細かく汲み取る勘の良さが必要といえます。
豪華なセットの上で素敵な曲が披露されていても、曲調と照明の色が合ってなければアンバランスな印象になるため観客を感動させることはできません。
色や光が持つ効果や力をしっかりと理解した上で、雰囲気や空気感を読む繊細さが必要といえます。
また、きちんと機材を操るための照明技術も必須のスキルです。
スポットライトがずれてしまえば、コンサートの主役であるアーティストが目立つことができず、アーティストにはもちろん観客にも迷惑をかけてしまいます。
アーティストが本番でいきなり打ち合わせにない動きをしたとしても、それに対応できるくらいの柔軟性と技術力が必要です。
明るさや照明の演出がないライブやコンサートを想像すると、地味な映像が想像できると思います。
ライブ・コンサートの照明スタッフは裏方の仕事ですが、いなくてはならない重要な存在なのです。
プロの照明スタッフとして信頼をおかれ、さまざまなアーティストのライブやコンサートで活躍するためには、光や照明の知識、そして機材を扱う技術力の向上が必須です。
専門的な知識や技術が学べる専門学校に進学して、一流の照明スタッフを目指してみてはいかがでしょうか。
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